連絡をしていただけない方
やむを得ない事情などで来院することが出来ないこともあると思いますが、予定日に連絡なく無断キャンセルの方などは、以後の通院をお受けしない場合がございます。
頻回の入院歴がある方や、直近に入院されていた方
当院は入院病床を持つ病院組織のバックアップがありませんので、経過の中で緊急に入院が必要となった場合、近隣の病院にお願いして、受け入れ先を探すところからになってしまいます。
医療の一貫性という観点からも、退院後しばらくの間は病院の外来に通院される方が、何より患者さんご自身のメリットになると考えています。
ご本人が治療の必要性を感じていない、あるいは理解できないとき
薬物療法だけでなく、生活指導などもある程度順守いただけて、初めてちゃんとした治療になると考えています。
外来診察での治療は強制的に行うものではありません。診察の上、治療方針を一緒に決定していきましょう。
緊急の対応を要する方
例えば、自傷行為やオーバードーズなどの激しい方や、身体・精神症状を問わず、急変するリスクが高い方など。
診療時間外には原則として対応ができません。緊急対応を要する場合などは、診療時間外でも医師の常駐する施設を推奨しています。
切迫した自殺企図や幻覚妄想状態などの方も、クリニックでは対応が出来ません。
静岡県精神科救急情報ダイヤル
https://www.qq.pref.shizuoka.jp/qq22/qqport/kenmintop/other/fks190.php
上記にご相談下さい。
多数の医療機関に受診されており、薬を沢山飲まれている方
薬は飲み合わせがあります。ある薬AとBとCを一緒に飲むと、Aの効き目が極端に強くなってしまったり、Cの効き目がなくなってしまう…といったことがあり、既に薬を沢山飲まれている方などは、組み合わせが難しいことがあります。
(薬局さんとも共同して確認を行いますが、それでも、肝臓等への負担は大きくなります。お薬手帳の持参のご協力、及び、すでにかかられている先生にも、当院からの処方内容の提示を行っていただくよう、お願い致します)
専門医療が望ましいと思われる方
専門性の高い医療をお求めの方は、専門医療機関等にご相談されることを推奨します。
・児童・思春期の方
基本的にはお引き受けしていません。
児童症例の場合、心理検査を行い、正確な評価をしてからの対応が必要となると考えておりますが、当院には心理士がおりません。
児童精神科は専門性の高い医療でもあり、生活指導や今後の進路相談、学校との相互の連絡等、児童精神科をご専門とされている先生にご相談いただくことをおすすめします。
15歳未満の方は静岡県立こども病院さんが対応してくれると思います。(相談の際は先方にお問い合わせ下さい)
http://www.shizuoka-pho.jp/kodomo/department/kokoro/index.html
15歳以上の学生さん等の場合ですと、対応いただけない可能性があります。
https://kokoro.ncchd.go.jp/kyotenmap.php(子どもの心の診療ネットワーク事業。国立成育医療研究センターが運営しています)
↑こちらから、お住まいの地域(静岡県の場合は静岡県等)を入力頂くと、思春期の精神科医療を行っている医療機関の一覧をご覧いただけます。
実際の診療内容等については、各医療機関様にお問い合わせ下さい。
・依存症の方
薬物やアルコールなどの依存に関しては、医師に十分な診療経験(特に外来で治療が十分に成功した経験)が、あまりありません。
https://www.city.shizuoka.lg.jp/000849399.pdf
↑静岡市の依存症治療専門機関の一覧です。
・摂食障害の方
摂食障害についても、身体的な治療も必要となる場合があり、また緊急時の対応が図れる機関が望ましいと考えます。
↑浜松医科大学が中心となって行っている、摂食障害支援事業のホームページです。(何故かhttpsではありません…)
その他、対応が困難なご希望について
・○○という内容の診断書(等の書類)を作成してほしい
診断書の作成に関して、文面のご指定は承れません。治療の経過で、職場等に現状の診断をお伝えするものと当院では考えています。
受理した側がどう判断されるかは、あくまで提出先の判断となります。ご了承ください。
・人間関係トラブルで悩んでいるが…
現状、当院の治療は薬物療法が主体となっています。薬物療法は、現在出現している症状の緩和には役立つと思いますが、根本的な原因を解決するものではありません。休職などで対応が出来るものなら、対応が出来る可能性がありますが、心理カウンセリングなどをご希望の場合には、カウンセラーもおりませんので、他のクリニック・病院様をご検討いただければと思います。
・HSPや複雑性PTSDだと思いますが、対応していますか?
令和5年3月現在世界中で広く使われている、統一された診断基準(ICD-10、DSM-5)の中に、明確な診断基準の記載がありません。治療法についても確立したものはないようです。そのため、現状、当院ではそういった疾患/特性への対応は困難です。大変申し訳ございませんが、ご了承下さい。
処方薬について
クロザリル、コンサータの処方はしておりません。申し訳ございません。
治療のルールを守れない方
お守りいただきたいこと をご覧ください。
なお、現在当院では生活保護指定医療機関の申請登録をしておりません。あらかじめご承知おきください。